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保育士等キャリアアップ研修とは?概要だけでなく、研修内容やメリットなども紹介!

  • 2021/11/08 最終更新
改田 旬子

この記事を監修したのは

改田 旬子 (保育士・幼稚園教諭)

保育士等キャリアアップ研修イメージ

保育士等キャリアアップ研修をご存知ですか。保育士の仕事を長く続けていくためには、保育士として着実にキャリアアップして、給料を上げていくことも必要なことですよね。そんな保育士のキャリアアップを支援するために設けられた制度が『保育士等キャリアアップ研修』です。
この記事では、保育士等キャリアアップ研修について詳しく紹介していきます。

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そもそもキャリアアップとは?

より地位の高い役職、高度な仕事に就くこと!

キャリアとは明鏡国語辞典によると「(1)実地の経験・経歴、(2)職業のこと」と定義されています。つまり、その人の経歴や職業が向上することを意味します。具体的には、より地位の高い役職に就くことやより高度な仕事に就くこと、より高給な仕事に就くこと、と言えるでしょう。

似たような言葉に「キャリアパス」があります。パス(path)はもともと「小道」という意味で、キャリアパスは将来のキャリアへの道筋を意味します。具体的には、その人の見据える将来の役職や職業のために今後どのような役職あるいは職業にどんな立場で就くのか、また、そのためにどのような経験を積むべきかといったことを表しています。
キャリアパスが示されると、その人が今目指すべきことがはっきりして、モチベーションにつながりやすいという側面があります。

保育士として長く続けていくためには、キャリアパスを考えて着実にキャリアアップしていくことが大切ですね。

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保育士等キャリアアップ研修とは?

キャリアアップしやすいよう指針を定めて実施されている研修!

以前は、保育士のキャリアアップの流れがとてもあいまいでした。役職は、クラス担任などの一般保育士のほか、主任保育士、園長の2つしかありませんでした。そこで、保育士のキャリアパスを改善しキャリアアップしやすいように目的ごとに指針を定め研修を実施する制度、それが保育士等キャリアアップ研修です。
具体的には、一般保育士と主任保育士の間に、新たに「職務分野別リーダー」「専門リーダー」「副主任保育士」という3つの役職が追加され、キャリアアップの道筋ができました。研修を受講することで、より専門的な知識や技術を身につけやすくなるだけでなく、一定の要件を修了した保育士は新しく設定された役職に就くことができます。さらに、新たに設定された役職に就くと、一人当たり最大月額5千円もしくは4万円が追加支給が見込まれます。

保育士等キャリアアップ研修は分野別で実施内容も異なる!?

保育士等キャリアアップ研修は『@専門分野別研修、Aマネジメント研修、B保育実践研修』の3つに分類され、研修内容もそれぞれで異なります。ちなみに、ある程度現場での経験を積んだ概ね3年目以上の保育士が主な対象とされています。

@専門分野別研修【6分野】

専門分野別研修では、さらに6つの分野に分けられています。各分野別で研修のねらいと内容を以下でまとめてみました。

▼乳児保育
研修の狙い:
乳児保育に関する理解を深めて適切な環境を構成し、個々の子どもの発達の状態に応じた保育を行う力を養い、他の保育士等に乳児保育に関する適切な助言及び指導ができるよう、実践的な能力を身に付ける。

研修内容:
「乳児保育の意義」「乳児保育の環境」「乳児への適切な関わり」「乳児の発達に応じた保育内容」「乳児保育の指導計画、記録及び評価」など。

▼幼児教育
研修の狙い:
幼児教育に関する理解を深めて適切な環境を構成し、個々の子どもの発達の状態に応じた幼児教育を行う力を養い、他の保育士等に幼児教育に関する適切な助言及び指導ができるよう、実践的な能力を身に付ける。

研修内容:
「幼児の発達に応じた保育内容」「幼児教育の意義」「幼児教育の環境」「幼児教育の指導計画、記録及び評価」「小学校との接続」など。

▼障害児保育
研修の狙い:
障害児保育に関する理解を深めて適切な障害児保育を計画し、個々の子どもの発達の状態に応じた障害児保育を行う力を養い、他の保育士等に障害児保育に関する適切な助言及び指導ができるよう、実践的な能力を身に付ける。

研修内容:
「障がいの理解」「障がい児保育の環境」「障がい児の発達の援助」「家庭及び関係機関との連携」「障がい児保育の指導計画、記録及び評価」など。

▼食育・アレルギー対応
研修の狙い:
食育に関する理解を深めて適切に食育計画の作成と活用ができる力を養う。アレルギー対応に関する理解を深め、適切にアレルギー対応を行うことができる力を養う。他の保育士等に食育・アレルギー対応に関する適切な助言及び指導ができるよう、実践的な能力を身に付ける。

研修内容:
「栄養に関する基礎知識」「食育計画の作成と活用」「保育所における食事の提供ガイドライン」「食育計画演習」「アレルギー疾患の理解」「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」など。

▼保健衛生・安全対策
研修の狙い:
保健衛生に関する理解を深めて適切に保健計画の作成と活用ができる力を養う。安全対策に関する理解を深め、適切な対策を講じることができる力を養う。他の保育士等に保健衛生・安全対策に関する適切な助言及び指導ができるよう、実践的な能力を身に付ける。

研修内容:
「事故防止及び健康安全管理」「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」「保健計画の作成と活用」「保育所における感染症対策ガイドライン」など。

▼保護者支援・子育て支援
研修の狙い:
保護者支援・子育て支援に関する理解を深めて適切な支援を行うことができる力を養い、他の保育士等に保護者支援・子育て支援に関する適切な助言及び指導ができるよう、実践的な能力を身に付ける。

研修内容:
「保護者支援・子育て支援の意義」「保護者に対する相談援助」「地域における子育て支援」「虐待予防」「関係機関との連携、地域資源の活用」など。

※補足:
1つの分野につき15時間程度で、2日もしくは3日に分けて実施されます。尚、保育現場でそれぞれの専門に関してリーダー的な役割を担う「職務分野別リーダー」や「専任リーダー」の受講が想定されています。職務分野別リーダーでは1つ以上、専任リーダーでは4つ以上の分野の研修を修了することが必要です。

Aマネジメント研修

マネジメント研修は、副主任保育士としての役割を担う保育士の受講を想定して実施されています。尚、副主任保育士の場合はマネジメント研修に加えて、専門分野別研修を3つ以上修了することが必要です。

研修の狙い:
「主任保育士の下でミドルリーダーの役割を担う立場に求められる役割と知識を理解し、自園の円滑な運営と保育の質を高めるために必要なマネジメント・リーダーシップの能力を身に付ける」こと。

研修内容:
「マネジメントの理解」「リーダーシップ」「組織目標の設定」「人材育成」「働きやすい環境づくり」などの内容で、計15時間(3日程度)の研修が行われます。

B保育実践研修

保育実践研修は、おもに潜在保育士向けの研修となっています。

研修の狙い:
「子どもに対する理解を深め、保育者が主体的に様々な遊びと環境を通じた保育の展開を行うために必要な能力を身に付ける」こと。

研修内容:
「保育における環境構成」「子どもとの関わり方」「身体を使った遊び」「言葉・音楽を使った遊び」「物を使った遊び」などの内容で、計15時間(2日程度)の研修が行われます。

保育士等キャリアアップ研修を受講すれば必ず手当がつくの?

各保育園などで支給条件が異なる場合あり!

指定された研修をすべて修了すると、新たに設けられた役職に就くことができるようになります。職務分野別リーダーの役職に就くと最大月額5千円、専任リーダーや副主任保育士に就くと最大月額4万円の処遇改善がなされます。ただし、処遇改善のための加算金は、国から保育園に支給されるものです。既定の役職に就いた保育士の処遇改善が目的の補助金ではありますが、必ずしも保育士に4万円(もしくは5千円)が満額支給されるとは限りません。各保育園の方針により、支給内容が異なるので注意しましょう。

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保育士等キャリアアップ研修を受講するには?

都道府県HPを確認し、研修実施機関に申し込む!

保育士等キャリアアップ研修は勤務先の保育園などを通じて申し込む場合が多いですが、都道府県HPより申し込むケースもあります。詳しくは研修実施機関に直接問い合わせてみてもいいでしょう。
研修実施機関は、都道府県または都道府県知事の指定した研修実施機関(市町村、特別区を含む)、指定保育士養成施設、就学前の子どもに対する保育に関する研修実績がある非営利団体です。都道府県のホームページで研修実施機関を紹介していますので、お住まいの都道府県ホームページにて確認してみてください。

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保育士等キャリアアップ研修の受講メリットを紹介!

昇格・昇給を目指すことができる!

指定の研修をすべて修了すると、新たに設けられた役職に就くことができるようになります。昇格に伴い、「職務分野別リーダー」に就くと5千円/月、「専任リーダー」や「副主任保育士」に就くと最大4万円/月の処遇改善がなされます。ただし先述の通り、補助金は園ごとに支給対象の人数が定められています。対象者全員に満額支給されるというわけではない、ということは覚えておくようにしましょう。

専門知識を身につけられる!

専門分野別研修では、6分野から選択して受講できます。講義、演習、グループ討議などを組み合わせて行われているため、自分の深めたい専門分野の知識や技術を得られるでしょう。また、実践的な内容となっているので、保育士としての自信にもつながるはずです。
転職を考えている保育士の方は、次の転職先も見据えて活かせそうな分野を受講するのも良いでしょう。

研修修了資格は全国で通用する!

保育士等キャリアアップ研修は、各都道府県で開催されています。わざわざ受講するために上京する必要もありません。また、修了資格は全国で有効なので、受講後に勤務先が変わっても安心ですね。

転職・復職時にも有効である!

産休・育休など、さまざまな理由で一時的に職場を離れたり、転職される保育士さんも少なくありません。しかし、心配は要りません。保育士等キャリアアップ研修の制度は、一度キャリアが中断した場合でも、修了した研修は有効となります。職場復帰の際にも、自分の専門性をアピールするポイントになりますね。

自治体独自でキャリアアップ補助金の交付もある!?

東京都の場合

自治体によっては、保育士向けに独自のキャリアアップ補助金の制度があったりします。東京都では、平成27年度に「保育士等キャリアアップ補助金」を創設し、保育士のキャリアパスの仕組みの導入に取り組む保育事業者を支援しています。 この補助金は『保育士等が保育の専門性を高めながらやりがいを持って働くことができるように、保育士のキャリアアップに向けた取り組みに必要な費用の一部を補助する』という平成27年度からの制度で、29年度にはさらに拡充されています。保育園に対する補助金ではありますが、使途は人件費に限定されています。保育士にとってはありがたい制度ではないでしょうか。

埼玉県の場合

埼玉県では「社会福祉施設キャリアアップ事業補助金」という独自の補助金制度が設けられています。東京都の補助金制度と似ていますが、目的は少し異なります。民間社会福祉施設に勤務するスタッフの資格取得や処遇技術向上を支援・福祉人材の定着化を進める目的で、施設がスタッフの資格取得費用や研修費用を負担した場合に一部費用を補助する制度です。
対象となる社会福祉施設には、保育所や幼保連携型認定こども園も含まれています。

保育士としてキャリアアップ、給料アップを目指したい方へ

保育士等キャリアアップ研修の有効活用はおすすめ!

近年は、全国的に保育士の処遇改善のための取り組みが盛んになっています。この機会に、保育士等キャリアアップ研修や自治体独自の制度を利用しながら、保育士個人としても専門知識や技術を高めておきたいですね。自分の将来を見据えながら、キャリアアップに活かしてみてください。
また、保育士として就転職をお考えの方は、保育現場にも詳しいコーディネーターに相談してみてはいかがでしょうか。

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