上京が不安な保育士さんへ!
地方出身の現役園長が語る東京保育体験記
現在地方の保育園で勤務されている保育士さんへ質問です。
皆さんは東京で働いている保育士さんをイメージするとどんなことを思いますか?
「最先端の保育を取り入れている園が多くて業務が忙しそう」とか、「保護者からのクレーム事案が難しくて大変そう」などマイナスなイメージをお持ちですか?
それとも、「勤務後のプライベートが楽しそう」とか、「新しい保育内容を学ぶ研修にたくさん参加して保育のスキルアップができそう」などの憧れのような感情をお持ちですか?
このコラムをお読みの皆さんの中には現在、都内の保育園へ就職を希望されている方や上京を迷っている方がいるかもしれません。
私も地方出身者で、現在は東京都内の保育園で園長として勤務しています。
私が上京する前に抱いていた不安や心配していたこと、上京後、実際に保育園で勤務して感じたことや経験したことを、実体験を踏まえながら皆さんへお伝えできればと思います。
東京への転職で一番不安だった、住宅事情
東京で保育士として働くことを検討していた時、私が一番心配をしたのは住宅事情でした。
高い家賃を払いながら暮らせるのかが心配で、上京することを迷っている方がいるかもしれません。確かに、地方に比べると都内の家賃相場は平均8万円とかなりの負担になります。
毎月の給与の中から家賃に光熱費、食費や諸々を支払った残りの金額で、ちゃんと生活できるのだろうかと不安を抱いてしまうのは当然です。
しかし現在、東京都の場合は最高額で8万2000円までの家賃補助制度があります。(※地域エリアや物件にもよります)
その制度を利用出来たおかげで、家賃の自己負担は想像していたよりもずっと軽いものでした。借り上げ社宅の物件については、自分で選べる場合と、採用担当が物件を選定してくれる場合など、運営法人によって様々なパターンがあります。
上京前は東京で住むということに不安や心配をしていた私ですが、いざ東京で生活を始めるとそんな不安や心配はなくなり、充実した毎日を送ることができています。
プライベート面では、出会える人の多さや東京でしか経験できない出来事もあり、そんな経験が自分の日々の成長に繋がっているように思います。
東京の保育園は刺激的!想像以上に楽しい保育ができた
東京の保育園で勤務してみて、地方ではあまり経験できない保育が実践できています。
遠足では都市部でしか無い最先端の科学館に子どもたちと入ることができましたし、東京にしかない珍しい企業に訪問見学をさせて頂く機会もありました。
それぞれ皆さんがお住いの地方にはその土地でしか手に入らない特産物や原風景がありますよね。
地方では自然に囲まれ珍しい草花や木の実を子どもたちと探す保育ができるように、東京では都会的な環境が保育に大きく影響するのを改めて感じました。
私は東京の保育園で想像していた以上に楽しく刺激的な保育をすることができています。
上京して改めて感じた保育士にとって大切なこと
現在東京で働きたいと思う皆さん。
ぜひ東京で保育士として働くことにチャレンジしてください。
保育士にとって大切なことは「前向きさ」です。
前向きな保育士であれば働く園はもちろんその保護者、そして同僚とも良好な関係が築けるはずです。
保育士として成長しながらプライベートでもいろいろな経験ができる東京で保育士として働いてみませんか?
誰でも住み慣れた地を離れて見知らぬ土地で働くことに不安を抱き、将来のことを心配することは当然のことだと思います。
ましてや保育士として働く上で東京出身の同僚や保護者とうまく関わって行けるだろうかなど、考えれば考えるほど不安や心配は消えません。
しかし実際に東京の保育園で働きはじめると地方で居た時に抱いていた不安はほとんどありませんでした。
保育士という資格は日本全国どの地域でも通用する国家資格です。
地方出身だからこそ東京で働いてみて地方の良さを実感しました。
前向きなあなたならきっと働きやすい素敵な保育園に出会えると思います。
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SAKI
関西出身。出産を期に一般企業を退職、東京へお引越し。
保育士試験に合格し資格取得後、都内で10年以上保育士として働いている。
管理職の経験や子育てと仕事の両立等、保育士目線で役立つ情報の提供を目指している。
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