品川区の借上げ社宅制度(家賃補助)を解説!
関連ワード: 借上げ社宅(家賃補助)
オフィス街や、下町情緒溢れる商店街・・・。地区によって違った顔がある品川区は、主要駅へのアクセスが良く地方から上京する保育士さんにはとても人気なエリアです!
ここでは品川区の借上げ社宅制度について、詳しく解説していきます。
上限額 | 8万2,000円 |
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礼金の補助 | あり |
敷金の補助 | なし |
物件 | 原則区内 |
その他 | 管理費、更新料も補助対象 |
品川区は東京23区の中でも比較的家賃相場が高く、保育士さんが補助なしでは1人暮らしするには金銭的な負担が大きいエリアです。その分、住宅補助を利用するメリットも高まります。
品川区の借上げ社宅制度をくわしく解説!
1 どのぐらい補助がでるの?
月額8万2,000円を上限に家賃補助が受けられる!
品川区の借上げ社宅制度では、月額8万2,000円が上限です。
品川区からは7/8の7万1,750円、保育施設から1/8の1万250円が補助されます。
補助の対象となるのは、賃借料(家賃)、共益費(管理費)、礼金、更新料などです。
敷金、保証金など預かり金的な性格を有するものや仲介手数料、手数料に相当する費用は対象外となります。
※敷金、礼金はそれぞれ一般的に家賃の2ヵ月分、更新料は2年ごとに家賃の1ヵ月分が相場です。
2 自己負担はいくら?
月0〜2万円程!初期費用も準備しよう
品川区の借上げ社宅制度の自己負担は0円〜2万円程が相場です。
上限の8万2,000円以上の物件を選んだ場合、超えた分が自己負担となります。
品川区の家賃相場は約8万円(ワンルームや1Kの場合)ですので、上限内で物件を探すことが可能です。
実は、8万2,000円以内の物件を社宅として利用する場合でも5,000円〜2万円程度の自己負担があることをご存知でしょうか?
これは、品川区の規定に基づき保育園各々で社宅利用に際しての利用規約を設けている場合があるからです。
実は、自己負担なしで借上げ社宅制度を利用した場合、補助額が所得にみなされ所得税を多く支払わなければいけなくなる場合もあります。
そのようなことを防ぐ為、一定額(5,000円〜2万円程度)を給与から天引きしています。
ただ、実際は自己負担なしでもありでも手元に残る手取りの額は実はそこまで変わらないのです。
月々一定額、家賃を負担するか家賃0円で住むかわりに所得税を多く納めるかは、ご自身の選択次第です。
借上げ社宅制度で自己負担があるからと言って選択肢から外してしまわずに、保育方針や雰囲気をしっかり見極めて保育園選びをしましょうね。
3 補助を受けられるのはどんな人?
補助を受けるための条件を満たす必要あり!
借上げ社宅制度が利用可能な法人で勤務する、施設長、保育士、保育補助者、栄養士、調理員、保健師又は看護師です。また、以下の条件を満たす必要があります。
@ 1日6時間以上かつ月20日以上の勤務をしていること。
A 保育施設等の経営に携わる法人の役員ではないこと。
B 平成25年3月31日以前に補助対象施設に入居していない者。
C 住宅手当等を支給されていない者。
D 世帯主もしくはこれに準ずる者。
品川区としては、上記内容をクリアしていれば同居者がいる場合も補助対象としています。
保育園の運営法人側で独自の利用規定を設けている場合、トラブル防止等の理由で同居を認めていないケースがほとんどです。
同棲やお友だちとのシェアハウスを検討している方は事前に確認が必要です。
ただ、例外として、シングルマザーの方などが扶養内の子どもと同居する場合は認められるケースが多いです。
4 利用するには?
品川区内にある借上げ社宅制度が利用可能な保育園に就職しよう
借上げ社宅の利用を希望する場合は、借上げ社宅制度が利用できる、保育園に就職しましょう。
利用する為の申請書類等の手配は入社後に、保育園を通して行いますので、ご自身が区役所に出向く必要はありません。
皆さんに、注意して頂きたいのは、物件を探すタイミングです。
物件探しは必ず、入社が決まった後に行ってください。
物件を探す際にも、保育園の運営法人側で規定が設けられている場合があります。
【運営法人指定の物件に住んで頂く場合】【運営法人と提携している仲介会社を通じて物件を選ぶ場合】【自分ですべて自由に選べる場合】大きく3つに分かれています。
そのため、就職活動と同時に物件を探すのではなく入社が決まってから運営法人の指示に従い物件を探しましょう。
また、【運営法人指定の物件に住んでいただく場合】は、物件の自由度が低いので嫌がられることも多いですが、基本的には女性が住む物件のため『駅から○分以内』『オートロック・2階以上』『フローリング』『トイレお風呂別』といった、セキュリティ面や衛生面を考慮された物件を紹介していただけます。
品川区の規定では原則として配属園と同区に住居して頂くこととなっていますが、運営法人によっては、配属園まで徒歩で通勤できるエリアでなければいけなかっりと様々ですので、住みたい場所にこだわりがある方は選考を受ける前にしっかりとチェックしましょう。
5 品川区ってどんな区?
商業施設やオフィスが集まる活気のあるエリア!
品川区は、東京23区の中で南部に位置します。港区・江東区・目黒区・大田区・渋谷区に隣接している区です。
「住みたい街ランキング」などでも上位に入る、人気のエリア目黒駅があるのも実は品川区です。商業施設やオフィス街の顔もある品川区ですが、住宅も密集している区でもあります。
若年人口も上昇しているのでとても活気があるエリアです。
6 品川区の保育環境
品川区の保育園は基本開所時間を7:30〜18:30としています。
また、平成29年10月時点で、品川区の私立認可全園で19:30まで開所しており、その内の37園は20:30まで開所しています。
他にも、「品川区子ども・子育て支援事業計画」を立てて子育て支援に注力しています。
【基本方針】
子育ち、親育ちを支援する
【基本施策】
■親と子がともに学び・育つ環境をつくる
…親育ちを総合的、計画的に支援をし、親と子がともに学び、育つ環境を整備します。
(個別施策)
@子育ての自覚と責任をもつ“親育ち”の促進
A子どもの心と体の育成支援体制の充実
■子育て力のある地域社会をつくる
…子育てを支える地域社会の結びつき等が希薄になりがちな社会状況で、地域の多世代、多様な主体の参加を促して、子育て力のある地域社会をつくります。
(個別施策)
@地域の子育て支援人材の育成と活動支援
A保護が必要な子どもと家庭への支援
※品川区子ども・子育て支援事業計画(第2章)<長期基本計画>より抜粋
[参考]
■品川区子ども・子育て支援事業計画(2024年4月)
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-kaigi/hpg000033460.html
■第二期品川区 子ども・子育て支援事業計画(令和2年度〜令和6年度)
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/pdf/20230329220107_1.pdf
7 まとめ
品川区の借上げ社宅制度について押えておきたいのポイントは4つです。
@ 家賃補助の上限は8万2,000円 ※
A 礼金・更新料も補助の対象になる場合もある ※
B 保育士だけでなく、園長や主任、栄養士、看護師も対象※
C 物件は原則区内で探す(例外で区外への居住も可) ※
※ 保育園の運営法人により異なります。
品川区は新幹線の停車駅でもあり、羽田空港へのアクセスも良いエリアなので、夏季休暇や年末年始休みに実家に帰省される方にはとても便利なエリアです。
家賃相場も比較的高いので、社宅制度を使ってお得に上京しましょう!
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