杉並区の借上げ社宅制度(家賃補助)を解説!
関連ワード: 借上げ社宅(家賃補助)
東京都杉並区の保育士向け借上げ社宅制度(家賃補助)についてまとめました。 杉並区では8万2,000円を上限に家賃補助が支給されます。杉並区内の対象保育園に常勤職員として就職することが条件で、勤務可能な範囲であれば住所に制限はありません。
上限額 | 8万2,000円 |
---|---|
礼金の補助 | 検討中 |
敷金の補助 | 記載なし |
物件 | 区外も可能 |
その他 | 区内共通商品券5万円分が支給(対象者のみ) |
杉並区は閑静な宅地として発展してきたので人気エリアも多く住みやすい区と言えます。保育施設の増設に伴い保育士の求人も増加し処遇改善も年々見直し傾向にあります。
1 補助額と杉並区の家賃相場
月8万2,000円までの補助に対し、家賃相場は9万円程度!
杉並区の借上げ社宅制度では、家賃補助の上限は8万2,000円と定められています。
また、礼金(上限2カ月)の上乗せ補助が平成29年度現在区で審議中です。
住宅支援の他に未経験者やブランク4年以上の方が常勤保育士として就業した際に区内共通商品券5万円分が支給されます。新生活を始めるには嬉しい制度と言えるでしょう。
杉並区の1人暮らし用物件の家賃相場は1DKで9万4,000円辺りで、交通の便の良さやエリアの人気に比例して相場に前後があります。
※補助の金額や条件は、保育施設によって異なります。宿舎借り上げ制度の利用状況を必ず各運営事業者にご確認ください。
2 自己負担はいくら?
毎月の自己負担は0〜2万円程度!その他初期費用も準備しよう。
◆月額の負担金額◆
杉並区の保育士向け借上げ社宅制度を利用する場合、毎月の自己負担額の相場は月額0円〜2万円程度です。
各保育園の運営法人によって別途規定が設けられている場合があります。
そのため、8万2,000円以内の物件を選んでも自己負担が1万〜2万円程発生します。
こうした自己負担は保育士さんの所得税負担を減らす目的で設けられており、トータルの年収でみると自己負担0円の場合と変わらない年収となります。
◆初期費用◆
初期費用については、杉並区では礼金のみ補助の対象として審議中です。
引越し補助や敷金・礼金は基本的に自己負担となりますが、独自に上京サポートを実施している保育園に就職すれば、抑えることが可能です。
中には、ほとんど会社が負担してくれる法人もあります。
貯金が少なく、上京に不安のある保育士さんは検討してみましょう。
3 補助を受けられるのはどんな人?
補助を受けるための条件を満たす必要あり!
杉並区立の私立認可保育所、公設認可保育所、認証保育所、小規模保育事業、事業内保育事業に常勤保育士として就職する必要があります。
国の取り決めでは、採用後5年以上経過した保育士は借上げ社宅制度の対象外となっていますが、杉並区ではH30年4月1日からは雇用年数等の制限が撤廃されます。
そのため、借上げ社宅制度が続く限りは勤務年数に関係なく補助が受けられます。
また、通勤可能な場所であれば杉並区外に住むことも可能です。
4 利用するには?
杉並区内にある借上げ社宅制度が利用可能な保育園に就職しよう
まずは杉並区内の借上げ社宅制度の利用が可能な保育園に就職する必要があります。
手続きなどは、保育園の運営法人を通して行うので就職先が決まるまでは特に準備する必要はありません。
転職活動と並行して物件を探す保育士さんがよくいますが、補助の金額や条件は、保育施設によって異なります。そのため、保育園が決まってから探すことをおすすめします。
5 杉並区ってどんな区?
住みやすい街として人気!自然に恵まれた住宅地。
杉並区は23区の西端に位置し比較的自然に恵まれた住宅都市として発展してきたので住みやすいエリアが多い区と言えます。
都心にも近く便も良く中央線、京王井の頭線、西武新宿線と3つの路線が通り、一人暮らしの物件としては阿佐ヶ谷、荻久保、高円寺駅周辺など商店街が充実した人気エリアも多くあります。
家賃相場はそれなりにしますが、住みやすさに応じ幅があり掘り出しの物件もあるようです。物件数が多いので予算と嗜好に合わせた住まい選びがしやすい区です。
6 杉並区の保育環境
杉並区の平成28年4月時点で、平成29年4月の保育所入所待機児童が560名を超えることが見込まれたため1年かけて待機児童解消に向けた緊急対策を行った平成29年4月の待機児童が29名と23区中ではワースト20位となっています。
主な対策としてはニーズの高い認可保育所を中心に、保育所の整備を進め平成29年4月までに、2,220名分の保育所を整備を目標に進められてきました。この取り組みは今後も毎年予測される待機児童に応じ継続進められる見込みです。
一方、保育士不足や質に対する対策はようやくといった印象はあり、潜在保育士の採用支援と併せ借上げ社宅制度の金額も都の上限まで引き上げられましたが、敷金(2か月分分)の上乗せ補助など平成29年度の議会で審議中のものなど新たな追加の補助等は杉並区のホームページなどでは平成29年11月現在確認出来ませんでした。
[参考]
■杉並区内の私立保育園で働きませんか
■待機児童解消対策(杉並区)
■保育士不足に対する記事(杉並区)
■区共通商品券の配布
7 まとめ
杉並区の借上げ社宅制度について押えておきたいポイントは5つです。
@ 家賃補助の上限は8万2千円
A 礼金については平成29年度11月時点で審議中
B 3年間保育士として勤務した経験のない方は区内共通商品券5万円分が支給される
C 採用後6年目以降の職員も対象
D 区外に住むことも可能
※ 実際の規定は保育園の運営法人により異なります
杉並区では、保育士の雇用確保に年々力が入れ始められています。 閑静な住宅地として人気を集めている杉並区で働くなら、まずは求人探しから始めましょう!
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