最大240万円!千代田区の保育士奨学金返済支援事業補助金とは?
東京都千代田区では自分で奨学金を返済している保育士さん向けに、最大240万円の「保育士奨学金返済支援事業補助金」が用意されています。補助額や注意点など、制度について詳しく解説します。
【東京都千代田区】保育士求人を探す千代田区の「保育士奨学金返済支援事業補助金」とは?
年間24万円、最大240万円の補助
奨学金を自分で支払っている保育士さんを対象に、その支払った金額を千代田区に補助してもらえる制度です。年額24万円を上限に、最長10年間補助を受けることができます。千代田区内の保育施設に勤務することが支給の前提条件となります。
補助額 | 年間24万円まで |
---|---|
補助期間 | 最長10年間 |
最大補助額 | 最大240万円 |
いつもらえる? | 前年に支払った分を翌年2〜5月に支給 |
その年の奨学金の返済額の合計金額が、翌年にまとめて給付されます。一度は自分で支払う必要があるので、補助を受ける際には注意しましょう。 借り上げ社宅制度と異なり、自分で申請する必要があります。
【出典】
千代田区ホームページ「保育士奨学金返済支援事業補助金」
補助の金額
年間24万円まで補助される
年間で24万円まで補助されます。
補助を受けられる期間は最長10年間なので、最大240万円の補助となります。
千代田区の保育施設で保育従事者として勤務している期間、自分で支払った奨学金の返済費用額が補助の対象となります。
年間の返済額が24万円未満の場合、その額が補助額となります。
補助の対象期間
1月〜12月までが補助期間。
1月(もしくは勤務開始月)から12月までが補助の対象期間となります。
12月末までに支払った額を、翌年の1月〜3月に申請します。申請書類は、補助を受ける方が窓口に直接申請します(郵送も可)。書類提出日から1〜2か月後に補助額が交付されます。
12月末までに退職した場合、その年の補助を受けることができないので注意が必要です。
補助期間は最長10年間!転職時には再申請はできない
最長で10年間補助を受けることが可能です。
10年以内でも補助が終了になるケースがあります。初回に申請した事業所を退職した場合です。別の千代田区内の園に転職しても、補助を継続して受けることはできません。申請する際には、注意をしましょう。
なお、同じ事業所内での区内保育施設への異動の場合は継続されます。
補助を受けられる人
年間24万円の補助
千代田区内の私立保育施設に勤務する常勤の保育従事者かつ、下記の3つの条件をすべて満たす方が対象となります。
・1、保育士養成施設を卒業して保育士資格を取得している
・2、在学期間中に借りた奨学金を自分で返済している
・3、雇用契約期間が1年以上で1日6時間以上かつ月20日以上の勤務である
自分自身で奨学金の返済を行っていることが前提となります。自分で支払っていることを証明するため、本人名義の通帳の写し等の提出が求められます。
また、ほかの奨学金返済補助と併用はできません。
補助の対象となる奨学金
7つの奨学金が補助対象
補助の対象となる奨学金は下記の通りです。
・生活福祉資金貸付制度・教育支援資金(教育支援費・就学支度金)
・東京都母子および父子福祉資金(修学資金・就学支度資金)
・東京都育英資金
・日本学生支援機構奨学金(第一種、第二種)
・交通遺児育英会奨学金
・あしなが奨学金
・教育ローン※(自己名義での返済に限る)
※教育ローンとは、使途を教育関係経費に限定したローンのことをいいます。
その他の貸付金等を受けている方で対象経費となるか判断が難しい場合には千代田区教育委員会事務局子ども部子ども支援課運営支援係までご相談ください。
補助を受けるには
千代田区へ本人が申請を行う
1月〜12月に支払った分を、翌年の1月〜3月に申請します。
借り上げ社宅制度とは異なり、申請は補助を受けたい人が千代田区の窓口(教育委員会事務局子ども部子ども支援課運営支援係)で自分自身で行います。
申請に必要な書類は下記の6つです。
1.千代田区保育士奨学金返済支援事業補助金交付申請書
2.雇用証明書
3.千代田区保育士奨学金返済支援事業補助金交付請求書
4.保育士資格証の写し
5.奨学金の貸与を受けていることが分かる書類(奨学金の貸与機関が発行する貸与証明書等)
6.奨学金を返済したことが分かる書類(本人名義の通帳の写し等)
2.雇用証明書は、勤務先の保育園に出してもらう必要があります。時間がかかる場合があるので、余裕を持って園に声をかけましょう。
1,2,3については「千代田区ホームページ「保育士奨学金返済支援事業補助金」」からダウンロードできます。
補助を受ける際の注意点
気を付けるポイントは6点
千代田区の奨学金補助を受ける場合の注意点は6つあります。
1.補助金の支給は翌年。一度は自分で支払う
2.12月末までに退職した場合、その年の補助は受けられない
3.初回に申請した事業所を退職した時点で補助期間は終了となる。別の千代田区内の園に転職しても、補助を継続して受けることはできない
4.年額24万円が上限。24万円より少ない場合は、その金額が支給される。※必ず24万円支払われる訳ではない。
5.補助を受けるには、自分で申請する必要がある
6.ほかの奨学金補助とは併用ができない
いくつかある注意点をおさえながら、千代田区の奨学金補助を活用しましょう!
千代田区の奨学金補助を利用する場合、まずは千代田区内の保育園に就職する必要があります。千代田区はほかにも、独自の借り上げ社宅制度の上乗せ補助や処遇改善手当があり、保育士の待遇改善に積極的な行政です。 その厚遇さから人気のエリアでもあります。
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