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年額10万円!足立区の保育士奨学金返済支援事業補助金とは?

  • 2023/02/09 最終更新
改田 旬子

この記事を監修したのは

改田 旬子 (保育士・幼稚園教諭)

足立区の保育士等支援奨学金事業補助金とは?

東京都足立区では自分で奨学金を返済している保育士さんに向けて、年額10万円の「保育士奨学金返済支援事業補助金」が用意されています。補助額や注意点など、制度について詳しく解説します。

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足立区の「保育士等支援奨学金事業補助金」とは?

年額10万円(上限)の補助

東京都足立区では自分で奨学金を返済している保育士さんに向けて、年額10万円の「保育士奨学金返済支援事業補助金」が用意されています。 奨学金を返済するために要した費用の一部を足立区に補助してもらえる制度です。

補助額 年間10万円まで(奨学金の返済費用の2分の1に相当する金額を補助)
補助期間 定めなし
最大補助額 「返済金額の1/2」と「7.5万円」のどちらか低い方
申請する時期 令和4年度の受付期間は、令和5年1月4日(水)から2月28日(火)まで

前年に支払った奨学金を申請し、支払った翌年に交付されます。

【出典】
足立区ホームページ「足立区は保育士・幼稚園教諭のみなさんを応援します」
足立区保育士奨学金返済支援事業補助金交付要綱

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補助の金額

年間10万円まで補助を受けられる

年額10万円を上限に、奨学金の返済費用の2分の1に相当する金額を補助してもらえます。
令和4年度分については、「返済金額の1/2」と「7.5万円」のどちらか低い方になります。
補助の対象期間の区切りが、『年度』から『暦年』に変更になり、その移行期間のための措置です。令和4年1〜3月に支払った分の申請は既に終了しているので、令和4年4月〜12月までの9か月分が令和4年度申請分の補助対象期間となります。

補助の対象期間

申請をする前年の末日まで※令和5年度以降

申請する日が属する年の前の年が補助の対象期間になります。令和4年度から補助対象期間の区切りが『年度』から『暦年』に変更になります。
・令和4年度分:申請する日が属する年の前年の4月から12月まで
・令和5年度分以降:申請する日が属する年の前年の1月から12月まで

補助対象期間の途中で、勤務先の保育施設などを退職した場合は、退職日の前月の末日までが補助対象期間となります。ただし、退職日が月の末日の場合は、その日が補助終了日となります。
例:
・3月15日付けで退職した場合、2月までが補助対象期間
・3月31日付けで退職した場合、3月までが補助対象期間

補助を受けられる人

規定の条件を満たす必要あり

補助を受けられるのは、下記の条件を満たした方です。

POINT

・1、足立区内の私立保育施設等で常勤の保育士として雇用されている
・2、足立区内にある保育施設等で勤務する保育士であること
・3、本人の名義で奨学金を借りて、指定保育士養成施設で保育士資格を取得した方
・4、奨学金を自分で返済している
・5、奨学金に対する補助金をほかに受けていないこと

常勤保育士とは、期間の定めのない労働契約を結んでいる方のことを指します。

1日6時間以上かつ月20日以上の勤務かつ社会保険の被保険者であれば、非常勤保育士の方でも対象になります。

補助の対象となる奨学金

7つの奨学金が補助対象

補助の対象となる奨学金は「貸付型」の奨学金で、下記の通りです。

POINT

・足立区育英資金
・生活福祉資金貸付制度・教育支援資金(教育支援費・就学支度金)
・東京都母子及び父子福祉資金(修学資金・就学支度資金)
・東京都育英資金
・日本学生支援機構奨学金(第一種及び第二種)
・交通遺児育英会奨学金
・あしなが育英会奨学金 等

補助を受けるには

足立区へ申請を行う

期日までに必要書類を揃えて、足立区に申請を行います。区へ書類を2回提出するので注意しましょう。
「実績報告書兼交付申請書」を提出後、交付が決定した後に「交付請求書兼口座振替依頼書」を提出します。
■「実績報告書兼交付申請書」の提出
令和4年度の受付期間は、令和5年1月4日(水)から2月28日(火)までです。

申請に必要な書類は下記の6つです。

POINT

1.足立区保育士奨学金返済支援事業補助金実績報告書兼交付申請書
2.在職証明書
3.補助対象期間内に返済した金額が客観的に確認できる資料(例:通帳の写し、貸与機関が発行する返済証明書・その内訳が分かる資料)
4.貸与機関の発行する貸与証明書もしくは、貸与を受けていることを証明すると教育委員会が認めた資料
5.保育士証の写し
6.その他教育委員会が必要と認める資料

1、2については「足立区ホームページ「保育士奨学金返済支援事業補助金」」からダウンロードできます。

書類はオンライン申請、郵送、持参のいずれかで提出します。毎年申請が必要なので、申請期間は毎年忘れずに確認しましょう。

■「交付請求書兼口座振替依頼書」の提出
@で提出した「実績報告書兼交付申請書」が問題なく受理されたら、区から「交付決定及び確定通知書」が送られてきます。その中に同封されている「交付請求書兼口座振替依頼書」を指定された提出締め切りまでに区へ提出します。
提出方法は郵送もしくは持参となります。オンライン申請はできないので注意しましょう。

補助を受ける際の注意点

気を付けるポイントは4点

足立区の奨学金補助を受ける場合の注意点は4つあります。

POINT

1.申請は自分で行う
2.区への書類提出は2回行う
3.毎年申請する必要がある
4.ほかの奨学金返済に対する補助金とは併用できない

いくつかある注意点をおさえながら、足立区の奨学金補助を活用しましょう!

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